イベント時はキッチンのお手伝いもボーイの仕事
「キャバクラのボーイ」という仕事をイメージする時、きっと、「営業中にお酒を持って行ったり掃除をしたり買い出しをしたりお客様やキャバ嬢にお使いを頼まれたりするんだろう」と思う人が大半なのではないでしょうか。
それもボーイの大事な仕事ですけど、ごく一部でしかありません。
クリスマスなどのイベントが開催されている時には、さらに仕事が増えます。
あまりボーイの仕事としては知られてないかもしれませんが、キッチンの仕事も任されることがあるんです。
キャバクラによってはキッチン担当者がいるものの、イベント時にはそれだけでは足りません。
なので、キャバクラのボーイも、例えば盛り付けや食器の用意、洗い物なんかをやることがあります。
いわゆる調理補助ですね。
凝った料理を作らされることはまずないですが、フルーツ盛りやケーキなどの用意はお手伝いが可能。
キッチン担当者がカットした果物をお皿に並べたり、お店に発注しておいたケーキを器に移したりなどは、そこまで難しくないのでボーイでもできちゃいます。
ただ、イベントがあるとお客様も多く来店されますし女の子たちも他のスタッフもてんやわんやなので、その中でキッチンの仕事もするとなると、まあまあ大変。
「なんとかこのイベントを成功させよう!」という気持ちを持つことが大切になりますね。
いつもと違うメニューの考案も
クリスマスなどパーティー感が強くなる季節のキャバクラのボーイのお仕事について、もうちょっと掘り下げてみましょう。
引き続きキッチンの仕事の話ですけど、例えば、メニューを考案するよう指示されることもあります。
フルーツ盛りやケーキの話を出しましたが、これもただ果物をお皿に並べるだけではなくて、赤いフルーツと緑のフルーツをうまく組み合わせてクリスマスっぽい色合いにしたり、その他のイベント時にもそれらしいアレンジを加えて豪華さを演出したりなどしなければいけません。
より華やかに盛り付ければ、それだけお客様もキャストの子たちもテンションを上げてくれるので、そのための工夫をする必要があるんですね。
それぞれのイベント仕様にアレンジしないと特別感が出ませんから。
お客様はその特別感を感じに来るんです。
ケーキもそうです。
お菓子屋さんに発注してそのまま出すお店も多いんですけど、そうだとしてもオリジナリティのあるケーキを発注したりだとか、そのお店独特の雰囲気を出すためにはどんなケーキにしたらいいのかを考えたりもします。
他には、クリスマスだったらチキンやターキーを用意したり、その盛り付けをどうすればいいか考案したりもボーイが一生懸命頭を使いながら演出に一役買います。
何かあるたびにイベント仕様にするのは骨が折れますけど、それがボーイのお仕事。
イベントが成功するかどうかはボーイ次第と言ってもいいのかもしれません。